楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

「よりそう」ということ

キャリアコンサルタント国家資格を目指すにあたって(目指すことになった経緯は別途述べることとして)、「よりそう」ということをもう一度考えてみました。
 自分で言うのもなんですが、これまで私は部下・後輩から話しやすい、相談しやすい上司・先輩と言われてきました。そこでいろんな相談にのってきたわけですが、今思うにちっとも寄り添ってあげられてなかったな、と反省しきりです。
 年長であるがゆえに、若い人の悩みなどたいていのことは経験済みだったわけで、そうなるとその悩み、大したことないとか、自分はこうやって乗り越えてきたとか、こんな考え方もあるんじゃないとか、いわば口先だけで話をしてきたのではないか、と思います。
 その人にとっての悩みは、その人に取っての一大事であり、よりそう、ということはその悩みを一旦受け取って共感してあげるべきだったのではないか、と思います。その上で、どうしてそう思うのか、を掘り出した上で、ではどうするか、といった話の流れをしてあげれば良かったと思います。それこそ、同じような悩みをもつ大勢の中の一名かもしれませんが、本人にとっては唯一無二の悩みだったわけですよね。
 すぐに、こうすればいいとか、上司としてこうしてあげるよ、とか解決しようとしてしまっていましたが、これこそ指示的アプローチであり、真の解決にはならなかったのかもしれません。

 とりあえず、話を聴いてもらった、という安心感は与えられたのかもしれませんが、反省仕切り。その人の人生への影響を考えると冷や汗が出ます。この反省を糧に、もっと若い人のためになるような会話ができるように精進していきたいと思います。