楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

(週報)20240422

 皆さんはゴールデンウィークの予定は決まったでしょうか。私のうちはなんにも決まっていません。やばいです。不機嫌な妻がでてくるかもしれません。ちょっとした遠出もしたいけど、混むから嫌だとか色々言われるハードルを乗り越えていきたいと思います。

【今回の言葉】
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人生にせよ、芸術にせよ、これからさらに成長していく
 可能性があればこそ生き生きしたものとなるのだ。
                    (岡倉天心
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 人は何歳になっても成長できます、という人も多くいます。
 58歳だから、定年こえたし、とか言い訳せず、さらなる成長を目指し、人生を生き生きとしたものにしたいです。
 なにで成長するかは人それぞれ。歳を取ったのであればこそ、若い頃にやりたかったことにチャレンジするのもいいかもしれない。
 そういう意味では、わたしは武道館を満員にするライブがやりたいです。
 ロケンロールスターになりたい。

 岡倉天心の話しに次のようなものがある(Wikipediaより)。
 1903年明治36年)、岡倉はアメリカのボストン美術館からの招聘を受け、横山大観菱田春草らの弟子を伴って渡米した。羽織・袴で、一行が街の中を闊歩していた際に、1人の若いアメリカ人から冷やかし半分の声をかけられた。

おまえたちは何ニーズ? チャイニーズ? ジャパニーズ? それともジャワニーズ?」。そう言われた岡倉は「我々は日本の紳士だ、あんたこそ何キーか? ヤンキーか? ドンキーか? モンキーか?」と陽気な英語で言い返した。

 プライドもあり、ウィットもあり、知的でもあり、ニヒルでもあり、なかなかかっこいい。ちゃんと韻を踏んでる当たりがステキ。

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【その他】
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KISS
 アメリカのベテランロックバンドではありません。聖飢魔IIのメイクの元ネタのバンドで、KISSファンのことはKISS Armyと言われます。だから、それじゃありません。エルメェスのスタンドの元です、違います。

 「より良くするため」の切り口の概念です。曰く、
 K:Keep(継続)
 IImprove(向上)
 S:Start(始める)
 S:Stop(やめる)
 です。つまりより良くするために、「継続すべきこと」「改善すべきこと」「着手すべきこと」「やめるべきこと」はなに?という4つの切り口に注目するとわかりやすい。
 料理のサシスセソとか、褒め言葉の「さしすせそ」みたいで覚えやすくないですか。
 さすが~、知らなかったぁ、すてきぃ、センスあるぅ、そうなんですねぇ!!
 いやぁそれほどでも。。。

アドラーの言葉6選
 アドラーは、「すべての悩みは、対人関係の悩みである」と断言しています。じゃあどうしたら、のヒントになるであろう言葉をいくつか紹介。
①「善い行い」には二つある
 一つは「本当に人のためになることをしたい」というとき、もう一つは、「ただ単に自慢したいだけ」というとき。
②条件付きの向上心をもつな
 「もし自分が怠けさえしなければ、大統領にだってなれる」みたいな考え方を「条件付き」の向上心という。条件がついていると、本当の向上心とは言えない。ましてや逃げ道を用意している。自分は優秀だ、条件さえ満たせばすごい、といった幻想を描いている。
③一緒に働く人や顧客の要求を理解する
 仕事で成功するかどうかは、周囲の人々や社会に適応できるかどうか。
④いつでも自分が一番では成功できない
 そういう人は自分のことしか考えていない事が多い。いつでも自分が一番な ので、他者の利益、社会の利益を第一に考えられない。
⑤自分なりの責任を果たせ
 自分なりというところが大切。人間社会を維持するためには「分業」は不可避。自分なりの場所で自分なりの責任を果たさねばならない。
⑥人生の意味は「貢献」だ
 総理解する人だけが、どんな困難なことがあっても、勇気を持って取り組 むことができ、成功のチャンスが与えられるものだ。

 一つ一つを掘り下げ、考えを深めていくと、反省する点も多く、身にしみてくる言葉です。

今日の音楽
 今日席についた時にかかっていた曲は、Paul McCartneyのTug of Warから、What's That You're Doingでした。1982年の作品ですが、この歳、わたしは青春真っ只中、セブンティーンでした。このアルバム自体はリアルで聴き込んでた訳ではないですが、1981年から1982年に発売されたアルバムには思い入れの強い物が多いです。
1982 Top 10 album

  1. “For Those About to Rock We Salute You” by AC/DC
  2. “4” by Foreigner
  3. “Freeze Frame” by The J. Geils Band
  4. “Beauty and the Beat” by Go-Go’s
  5. “Chariots of Fire” by Vangelis
  6. “Asia” by Asia
  7. “Tug of War” by Paul McCartney
  8. Mirage” by Fleetwood Mac
  9. “American Fool” by John Cougar
  10. “Business as Usual” by Men at Work

今週の音楽(20240421)

 今週はこんな感じでした。

 5月にDua Lipaの新作が出るということで、待ち遠しいです。最近のアーティストの中ではピカ一ですきなDua Lipa。ノスタルジックな中でもなるべく音数を少なくしたアレンジにDua Lipaのほんの少しハスキーな声がマッチしていて曲だけでも十分いけるのに、あのモデル級のスタイルとルックス。しかもタイトルがRadical Optimismと楽観つながり!2024年5月3日に発売予定だそうです。

 

 

Future Nostalgia

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(読了)信長 暁の魔王

天野純希作。

 これ絶対タイトルよくない(個人的に)。読んでいると、たしかに魔王的なところもあるかもしれないが、信長も普通の人間だったのかな、と等身大の人間像を強く感じる。
 魔王のようなところは、その生まれ育った環境が強く影響しており、信長の個性はそれによる形作られていると感じる。そういった幼年期から青年期を経て成年期とつながる時代の物語であった。
 いわゆる桶狭間の戦いを終えた当たりまでの物語であり、その時代は尾張の弱小武将であり、あちこちからの恐怖を感じ、なんとか生き延びている、という頃である。母親の愛を感じないところ、そりゃ気を引きたくて変わった行動を取るのは子供にありがちであるし、奇異と見られる姿格好も本人的には合理的である。
 アドラーの目的論に照らし合わせてみれば、大うつけと言われる行動はすべて人から愛されたいという目的があったのではないか、と思っても良いと思う。

 新たな視点で信長を感じることができた。

週報(20240415)

 金曜日に妻から、冷蔵庫が壊れたかもしれない、と連絡がきて、土曜日に新しいものを買いに行きました。古いやつは調べてみると1996年型のもの。おー結婚した年じゃん、ということで、新婚時代に購入した家電でした。
 古すぎて、詳細な製品情報をネットでは見つけられませんでした。
 家にある家電で、結婚した時に買ったもの、もうないかもしれません。次に古いのは洗濯機、その次はエアコンと来ますが、怖いのは給湯器です。交換して一番高価なのが給湯器。。。息子は受験生、来年から大学生(合格すれば)。家は築10年を超え、これから外壁とか傷んでくる。お金、どれだけあ
っても不安が募ります。

【今回の言葉】
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本気で成功したいと思うなら、ズルはしないことだ
 根気よく努力するしかないのだ。
              (ナポレオン・ヒル
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 私の今年やることリストには「新NISA始める」が入っているけどまだ始めてない。世の中定期預金は利回り少なく、円安で外貨建てリスクが高いし、なんとも資産を増やすことが難しい。知っている人はマンション投資をして3部屋持って1億、3億と借金しながらも資産を保有し、税金対策をしている方もいるがわたしはマメではないし、なかなか怖くて手を出せない。
 何十年も働いてきて、一番身にしみているのは、お金を貯めるにはコツコツ働くのが一番、となっている。とは言え、少しは株式投資もやっているよ。
 このナポレオン・ヒルの言いたいことは、そこじゃなくて「ズルをしないこと」だと思われる。ズル=違反、違法など、必ず露見する、ということ。そして信頼につながるということ。
 リーダーシップにいちばん大切なことは、信頼だと(意外にもアメリカでの調査で)言われている。人に対しても誠実であれ。

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【その他】
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今回は(も)、極めて真面目なコラムです。
自営型雇用
 そもそも、日本社会はジョブ型よりも自営型が向いていると言われる。自営型は個人が自身のビジネスや仕事を経営するイメージ。雇用か独立かを問わず、企業と関わりながら自営業のように働く、ないしは組織に属しながらも職務を細かく定めず、ある程度まとまった仕事を一人で受け持つ働き方を指す。フリーランスっぽいけど雇用されているところが違う。
 すでに雇用労働者でありながらもある程度まとまった単位の仕事を一人で受け持つ社員もいる。
 ここで求められるは自律性自律性が高ければ、より専門性や生産性が高められるし、それこそテレワークとはとても相性がいい。日本の風土としても、職人などはまさに自営業であり、風土的に合ってるのかも。
 大規模な仕事を求められ、個人では対応できないことから分業が必要になり、チーム、メンバーシップとなってきたわけだが、ITは合わせて様々な情報が素早く手に入ることとから一人でまるっと対応ができる世界になったという見方もできる。分業したほうが生産効率が高かったが、さて今はどうなんだろう。
 ちなみに日本にはジョブ型雇用は向いていない、と言われているし、すでにジョブ型雇用は古いともいわれている。さて弊社はどうなるか。

メンバーシップ型と自営型
 時代の流れとともにメンバーシップ型からジョブ型へ移行してきているが、日本にジョブ型は合うのだろうか。なんでも欧米に倣っても文化・風土が違うのだから一律ジョブ型、っていくのは危険かなと思う(個人的見解です)。
 自営型個人主義になるのではないか、と言われているが、実際はよりチームワークが発揮できるらしい。「メンバーシップ型はブロック塀のような組織、自営型は石垣のような組織のイメージ」とのことで、お互いに強みを補いながらそれぞれの器や力量で力を発揮し支え合う事ができるイメージ。そのためには互いのことを知っていたり、目標やあるべき姿は共有できている必要がある。
 自営型を「社員であるか否かを問わず、半ば自営業のようにある程度まとまった仕事をこなす働き方」と定義すると、単なる会社の歯車感が払拭されるという点もあり、「自分らしく」「人間らしく」「自律的な働き方」を求める今の時代にマッチしているようでもある。
 それでもやはり自律性、自立性が大切。まずは自分がしっかりしなきゃ。

今日の音楽
 今朝自席についたときにかかっていた曲は、Jeff Beckの2003年のアルバム「Jeff」から、Hot Rod Honeymoonでした。
 Jeff Beck亡くなってはや一年以上経過した。。。今年はいって、今日で106日目。早いものです。今年やることリスト11項目のうち1個しか出来ていない。あといくつかは仕掛中。

 

 

(読了)乱都

 天野純の作品。この方の作品は初めて読みました。
 主に7編の短編集みたいになっているのですが、時代は昔から脈々と流れ、その時々の時代の寵児とも呼べる人たちに主人公が変わっていく、この形、なかなか面白かった。前の話で敵対していた人が次の話では主人公となり、視点が逆転し、さらには時代、世の中も移っていく。
 本書は応仁の乱1467年)から始まり、羽柴秀吉が関白になるくらいの年代(1582年天正10年)までが描かれている。京には魔物が住んでいるかのように、皆京を目指し、京にこだわり、京にて倒れていく。その都度京に住まう人々は離散、略奪され、幾度も焼け野原と化す。それでもなぜ皆京を目指すのか。その取り憑かれる様は興味深く、自分も京に一度住んでみたい、と思ってしまった。にしても100年以上戦乱の世だったのだと思うと、その当時に生まれてなくてよかったと思うが、ほんの僅かながらその世に生まれて天下取りの夢を見たかった気もする。
 こんな作品が、NHK大河ドラマで取り上げられたら面白いだろうな。。。若年の頃を話題の俳優が無理のある設定やメイクで演ずることなく、リアルな年齢で油の乗った演技もできるだろうし、2ヶ月くらいで主役が変わっていくが、時代背景やストーリーが飛ぶわけでもないので、ずっと見てられる。NHKのプロデューサーさん、ご検討ください。
 次は、同じく天野さんの「信長 暁の魔王」がネクストバッターズサークルで待っています。

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今週の音楽(20240413)

 今週はこんな感じでした。

 なんと珍しく日本のアーティストが二組も入っています。達郎は洋楽目線で聴いても(目線出聴くというのも変な表現ですが)良いのです。

 気がつけば聴いているFleetwood Mac。キラキラいしてお気に入り、何度聴いても秋が来ない。ランクインしていませんが、今週はLindsey Buckingham Christine McVie も聴いています。朝から聞くとちょっといい気分になります。

 一方Avicii は早逝していることを考えてしまい、切ない気持ちになります。もっとたくさんの作品を聴きたかった。

 

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  • アーティスト:AVICII
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(読了) あの日、松の廊下で

 ちょっと面白かった。白蔵盈太さんの作品

 有名な松の廊下での刃傷沙汰、その後の忠臣蔵につながる話であるが、出だしから入りこまされた。忠臣蔵の話ではなく、松の廊下の事件に至るまでのはなしではあるが、今風な語り口であったり、浅野内匠頭の関西弁などが面白おかしく、かつ中間管理職の悲哀、日本ならではの気遣い、プロジェクトマネジメントのリスクマネジメントや、ステークホルダーマネジメントなどにも通じる話しだったなぁ、という読後感を持った。

 今は、吉良上野介の陰湿ないじめで切れた浅野内匠頭という図式が日本人の頭には刷り込まれているが、事件の数か月前から出来事を丹念に描き、その時の皆の気持ちに触れていくことで、最後の事件はこうして起こったのでは?という提起をしている。その内容はネタバレになるから書かないが、それで人の命が絶たれてしまっているので切ない気持ちはあるが、ちょっとスッキリした部分もある。

 少し前に同じ作者の「義経じゃない方の源平合戦」も読んだが、こちらも軽妙でありつつ歴史の新しい解釈である。
 『新説「忠臣蔵」』とか、『新説「源平合戦」』ではないこのタイトルがマッチしていると思う。

 他のも読んでみたいな。