土曜日の朝、何をしたわけでもないのに、ひどい腰痛で、ぎっくり腰?という感じになっています。座ってたり、立ってたりすればよいのですが、立とうとすると激痛で大変です。今朝は、腰痛のために当駅始発電車を待って座って通勤しましたが、降車駅で座席から立とうとして激痛に見舞われ、変な動きで電車から降りるのに時間がかかりました。その前にドアが閉まったらどうしようと不安でした。
【今回の言葉】
-----------------------------------------
「人が成熟する速度は、その人がどれだけ恥に耐えられるかに比例する」
(ダグラス・エンゲルハート)
-----------------------------------------
これはどう読んだら、どう理解したら。。。
字面だけ見れば、私はすごい成熟が早かったと思います。
あれですかね、知らないことを恥ずかしいと思っても、知らない、ってちゃんと言える、とか、失敗している姿がカッコ悪いと思っても、チャレンジして、何度も失敗するとか、そういうことをする人は、得るものが多く、成熟が早い、ってことですかね。
それともあれですかね、恥ずかしい思いがその後の成長を促す、クソ!っと思ってより頑張る、とかいう感じですかね。劣等感をバネにして、みたいな。だから私は成熟が早かったのかもしれない。劣等感の塊ですから。
ちなみに日本ではコンプレックスを劣等感と同等に使ったりしますが、コンプレックスって複雑な気持ちなので、ちょっと違うかな、、、と思います。複合的な感情です。アドラーが「劣等複合」ということを言い出して、劣等複合の克服を通じて人格の発達が成立する、としたのが、日本人には受けたようで、日本ではコンプレックスすなわち劣等コンプレックス、劣等複合、となったと言われています。
-----------------------------------------
【その他】
-----------------------------------------
◯生きる力
文部科学省の学習指導要領に定められています「生きる力」。
どう言う意味かというと、人工知能の普及やインターネットの生活への浸透により、社会や生活が大きく変わると予想される時代(VUCAな時代ですね)に変化を前向きに受け止め、人生をより豊かにしていくためにどうすべきか主体的に考え出すことができる力が「生きる力」です。
なにやら昨今盛んに言われているキャリアオーナーシップと同じではないですか。子供に対して、これからの社会が、どんなに変化して予測困難になっても自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、判断して行動し、それぞれに思い描く幸せを実現して欲しい、と大人が言っているわけです。大人がそうでなければ恥ずかしいですよね。
◯スエーの続き
読者の中にボクシングに一家言持っている方がいらっしゃって、その方からご助言いただきましたので、皆様にも展開いたします。
-----ここから
スエーは最小限の動作でパンチをよける防御ですが、相手の動作や相手のパンチの動きが、よく見えていないとできないので、防御の中では高度な方になります。それを多用できることが井上のすごいところだと思います。
多くの選手はクリンチでその場を回避しようとします。
きつい言葉が相手から繰り出されたとき、それをどう自分なりに解釈してよけるんだか、うけとめるんだかすることになるのと思うのですが、やっぱり相手のことがわかってないと、単なるきつい言葉として残っちゃうのかもと思いました。きつい言葉でも愛や思いやりがあったり、なかったりもあるし。
-----ここまで
相手のきつい言葉などを避け方、かわし方をボクシングのディフェンス技を例に話を展開していたわけですが、それを120%受け止めての返信、とてもうれしかったです。
上記の通り、きつい言葉が相手から繰り出された時のディフェンスの方法は何通りもあり、どう対応するか、また適切な対応をするには、相手のことを理解することが必要、ということですね。相手のことを理解するためにおすすめなのは、相手に乗り移ってみるとか、相手の言動には必ず肯定的意図がある、という前提で受け止めるとかあります。メタ認知とかいうやつ。
○肯定的意図
全ての言動や発言には肯定的な意図があるはずだ、という信念です。私達は無意識のうちに、自分の価値観や考え方を判断の「ものさし」にして、相手の発言・行動を判断しています。
一旦自分の「ものさし」を脇において、相手には相手の肯定的信念があると考えるのです。その相手の言動、発言には「どのような肯定的な意図があるのだろう?」というあり方で聴くのです。そうすることで、愚痴ばかり言う同僚であったり、理解できない判断をする上司であったりが理解出来るようになって来ると思われます。
これはアドラーの目的論にも似てますね。子供が転んで泣くのはなぜか?
痛いから=これは原因論ですね。かわいそうにとママにかまってほしいから=これが目的論です。相手の背景にどのような目的≒肯定的な意図があるかを考えるのはいわゆるメタ認知にもなりますし、自分自身が冷静にもなれるので、良いと思います。
ちなみに目的論は、転んで痛くて泣くのが本当なら、転んだ人は全員泣くはず。だけど泣かない人もいる、ということは痛くて泣くのではないのではないか、みたいな気付きから発想したと聞いています(しらんけど)。
○今日の音楽
今日、自席についた時にかかっていた曲は、Joe SampleのSample Thisというベストアルバムから、Free as the Windでした。
Jazzというより、Jazz Funkというか、Fusionというか、Smooth Jazzというか、とても聴きやすいですよ。勉強のBGMにもあいます。シャレオツです。
Joe Sampleはもう亡くなってしまいましたが、有名なCrusadersというグループのピアニストでした。ソロ活動も活発でした。高校生の頃、Melodies of Loveという曲をバンドで演奏していました。これも是非聴いてほしいですね。