楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

キャリコン技能士学科試験対策その4

問29 キャリアの転機への理解や支援に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. シュロスバーグ(Schlossberg, N.K.)は、転機には予測できるもの、できないものがあり、予期せぬ転機はクライエントにとってマイナスのインパクトを与えるため、いち早く転機を終わらせる支援を行うことが重要としている。
  2. ジェラット(Gelatt, H.B.)は、クライエントに意思決定を促すことにより、転機の時期や内容を制御可能にするとした。
  3. クランボルツ(Krumboltz, J.D.)は、どんな転機でも、それを見定め、点検し、受け止めるプロセスを通じて乗り越えていくことができるとした。
  4. ブリッジズ(Bridges, W.)は、成人の発達的観点より、個人や組織に適応する転機のプロセスの外観について論じている。

正解 4

  1. シュロスバーグはイベント、ノンイベントともに「転機」と捉えるところが特徴的で、期待していなかったことが起こっても、期待していることが起こらなくても、結果的に変化をもたらすとしている。予期せぬ転機も転機であり、「転機」が起こった際に自分がどう受け取り対処していくか、またそれをプラスとして活かすことができるかを重要、4Sによりリソースを確認し、転機を受け止めるとしている。✕
  2. ジェラットは積極的不確実性理論を唱えた。未来は存在せず、予測できないものとしており、転機の時期や内容は制御できない。✕
  3. 転機を見定め、点検し、としているのはシュロスバーグ。1.にあるように4Sで点検する。
  4. 文の通り。◯

かなり引っ掛け臭い問題である。