楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

(読了)氷菓

米澤穂信著。
 何かで話題というのと、「インシテミル」を読んだ勢いということもあり手にとって見た。
 図書館で「インシテミル」を探した時もなかなか見つからず、図書館の蔵書検索で見つけたのはティーンズコーナーであった。「氷菓」を読んで納得。そうか、この人の作品はティーンズ向けなんだ。登場人物も比較的若い。本作では、どうもシリーズ物となっているらしい高校の古典部所属の高校生たちである。意図せず古典部に入った(生き方)省エネがモットーの折木くんの語り。数少ない物証や状況から事実を探り出していく鋭さ(本人いわく運とのことだが)は、彼の個性のなせる技か。
 ただおじちゃんにとっては、舞台が高校だけとか、部活とか文化祭とか、世界が小さいと物足りなさを感じてしまう。高校生の頃なら胸踊らせて読んだかもな。。。もうそんな大人になっちゃってるのか、自分。
 にしても、高校の頃はこんな事考えてなかった。生き方のポリシーや熱さなんて持ってなかった。語彙や知識もそんなになかったと思う。子供だったんだよね、自分。

 さて、これから資格試験の勉強に本格的に取り組まねばならないので、しばらく読書できないかもしれません。