楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

(週報)20231010

 昔は10/10は体育の日で、晴れの特異日と言われていました。そのため、前回の東京オリンピックの開会式も10/10だったそうです。というか、東京オリンピックの開会式が行われたから体育の日として国民の祝日になったそうです。2020オリンピックの開会式は7/23でしたが、国民の祝日になっていない!
 FIJ vs POR の試合はすごく良かったです。取っては追いつきを何度か繰り返し、結果は!!というもので、ポルトガルはW杯初勝利を目指して必死、最後まで諦めない!!という試合で、その結末には涙腺が。。。
 あ、日本は残念でしたね。

 おはようございます。今週の週報を送付いたします。

【今回の言葉】
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「いつまでもただの弟子でいるのは、師に報いる道ではない」
                      (ニーチェ
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 私が師と呼ばれるほど偉いわけでも、優れているわけでもないですが、やはり後輩には超えて欲しいと思います。
 人生皆師、ということで、私よりも素敵なものを皆さんもっているので、それはそれで教わりながらも、やはり社会人経験3◯年の私だからもっているものもあるわけで。。。
 いろんな場面を通して、皆さんに伝えたり、アドバイスしていきたいと思っていましたが、最近それを見直さねば、、、ということを感じています。それはある人の言葉「劣化コピーを作っている」ということ。私がアドバイスをすると、私の劣化コピーを作っているにすぎず、すなわち私以上にはなれない、ということになります。昔のアナログのカセットテープをダビングすると子、孫となるにつれ音質は落ちてたなー、と。
 「守破離」も似たような意味合いだよね。

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【その他】
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◯脱人月商売
 登録していないと全文読めないかもしれませんが、「空前の技術者不足を笑う、SIerは人月商売のIT業界の「黒歴史」に終止符を打つべし」という記事が日経xTECHに出ています。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00148/092700303/
 6138語もあるので、chatGPTに要約させようとしましたが失敗。自分で要約します。。。
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 日本はいま「空前の技術者不足」が続いている。それは技術者の頭数で売上げが決まる人月商売のITベンダーで需要に見合う技術者の頭数が揃わないということ。ただそれは、SIerを頂点とする多重下請け構造が作り出したこと。ただ、この状況は、「もはや客のわがままを聞くのは無理だし、その必要もない。クラウドパッケージソフトでも売りつけておけ」が通用する時代になったということも言える。
 少子高齢化が進み経済安全保障や人権の観点からオフショア拠点も難しく、技術者の頭数で決まる人月商売の売り上げは減ることになる。だから「もはや客のわがままを聞くのは無理」ということ。さらには、基幹系システムの刷新、DXなどで一過性の需要も盛り上がっている。この需要ギャップは埋めがたい。ではどうするか、といえば、人月商売からの脱却である。技術者の頭数に依存しない事業形態へビジネスモデルを転換していく。つまり、自社プロダクトをクラウドサービスなどとして多くの客に提供していくビジネス。
 既に大手SIerは「オファリング」に取り組んでいる。ちなみにオファリングは「ソリューション(クラウドサービスなど)の提供」という意味で使われている。富士通のUvanceとか。
 ただ、まだ脱人月商売に向けて振り切れてはいない。中核事業だからだ。人月商売を維持しながら、新規事業はクラウドベースのビジネスというスタンス。御用聞きの人月商売を営んできたSIerらしい受け身の対応。
 客とSIerの関係は完全にベンダーロックイン状態でもあるのだから「技術者が足りず、そんな複雑怪奇なシステムをつくれません」と宣言し、「業務改革してクラウドサービスなどを活用してください」とでも言ってみたらどうか。
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 そうしたいのは山々です。。。

◯インテグリティについて考える
 ピーター・ドラッカーの話があります。彼の人もインテグリティの重要性を謳っています。インテグリティが欠如した人の例がでており、わかりやすかったのでここに転載します。
・人の強みではなく、弱みに焦点を合わせる者
・何が正しいかよりも誰が正しいかに関心を持つ者
・人格よりも頭脳を重視する者
・有能な部下を恐れる者
・自らの仕事に高い基準を求めない者
・冷笑家

 経営の父と言われるドラッカーですが、ここに挙げたのは経営に直結したものではなく、だいぶ人間性につながる言葉ですね。特に一番目の文は他の著作でも語られていました。
”成果をあげるためには、人の強みを生かさなければならない。
弱みを気にしすぎてはならない。”
”「何ができないか」を考えてもならない。
「何を非常によくできるか」を考えなければならない”
”組織とは、強みを成果に結びつけつつ、
弱みを中和し無害化するための道具である”
 特に私が感銘を受けた言葉は、
”「何事かを成し遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。”
です。
 弱みを無くしたからといっても何も生まれてきません。弱みをなくすことにエネルギーを注ぐのではなく、強みを活かすことにエネルギーを使いましょう。

 そもそもインテグリティは、ラテン語の「全体または完全」が語源であり誠実さや真摯さ、高潔さなどの倫理規範の高さを表す言葉です。
 日本には「お天道様が見ている」という良い言葉があります。だれかが見てなくとも誠実に生きる。良い文化だと思います。

 人の弱みに付け込む人は、インテグリティが低い、ということですね。

◯今日の音楽
 今朝自席に着いたとき流れていた曲は、吉田拓郎の「御伽草子」でした。きっと皆さんのお父さんとか、お父さんのお兄さんが聞いていた世代ではないかと思います(入社数年の人向け)。
 日本ではフォークの神様とか言われますね。。。Kinki Kidsの番組に出ていたおじさんで認識されている人も多いと思いますが、元々はテレビ出演NGの人だったので、それを知っている人はあの出演はびっくりでした。

FIJ 23-24 POR:ポルトガルが歴史的勝利を飾り、フィジーがベスト8進出 | ラグビーワールドカップ2023