楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

プライドと羞恥心

「プライドや羞恥心が時に自分の成長を止めてしまう」
                   (大黒将志
 サッカー元日本代表の人ですね。今年1月現役引退し、G大阪のアカデミーコーチをされているそうです。
 プライドが自分の成長を止める、って、例えばこの歳になって今更、とか、上司・先輩として、後輩から意見されるなんて、とか許せない、といった感じでしょうか。他にもありますね。技術立国として成り立ってきた日本が、いわゆる後進国からの技術導入はいやとか。
 羞恥心が成長を止めるって、どういうことでしょう。みんなの前で恥をかきたくないとか?結局プライドみたいだな。失敗を恐れるな、ってことかな。
 黒澤明監督も、恥をかいてもいいからズカズカ踏み込めと言っています。

 そもそも、それってなんで恥ずかしいんですか。
 例えば負けるのは恥ずかしいですか? なんで恥ずかしいんですか?
 人前でのプレゼン、なんで恥ずかしいんですか。失敗して笑われるから?
それがなんで恥ずかしいんですか。。。なんでですかね。笑われてもいいんじゃないかな。。。人より下に見られるのが嫌だから?別にいいじゃん。何が正しいなんてないんですよ。
 高橋尚子さんは、負けることが恥ずかしいとは思っていません、と言っています。がんばって練習してきた自分を褒めてあげたいのでしょうかね。それは違う人か。
 男子プロゴルフで日本で大活躍した人がアメリカで活躍できるかどうかの違いを聞いたことがあります。中嶋常幸は活躍できなかったけど、青木功は活躍できた。丸山茂樹は今ひとつだったけど、尾崎将司は活躍できた。
 その違いは、英会話です。
 活躍出来た人たちは、ろくな英語も話せないけどオッケーオッケーガハハハみたいな感じで、乗り切っていく人たち。活躍出来なかった人たちは、文法などにこだわり、高校で習った英語知識フル動員、でも通じなかったらどうしよう、、、といった心持ちで接していたそうです。恥をかきたくなかったんですかね。
 でも、そこに神経をすり減らしていたせいか、ゴルフに集中出来なかったんだと思います。
 何も恥ずかしいことないです。アメリカ人の中にすらちゃんとした英語話せない人だっているし、話せなくても相手が一生懸命理解してくれるように態度で示せば良いのではないでしょうか。
 ということで、「なんくるないさー」精神はここでも有効なのです。

だからといって無知を売りにするのはいかがかと思います。