楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

週報(20240408)

 動悸、不整脈の自覚症状あり、近所の循環器科で検査を受けていたが、結果ウェンケバッハ型Ⅱ度房室ブロックというものらしいが、治療の必要なしとのこと。まぁそれはそれで良かったのだろうが、この症状を抑えるための対応はほしかった気もする。
 Wenckebach型房室ブロックは房室結節内で、副交感神経が興奮することによって出現する機能的なブロックであることがよく知られている、ということで、結局加齢及びストレスではないかと思う。
 「ストレス」といっても妻からは「あーはいはい」としか言われない。。。

【今回の言葉】
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龍には龍にしか、虎には虎にしかできぬことがあります。
 いくら龍に虎にあこがれ、虎が龍をうらやんだところで、
 龍は虎に離れず、虎は龍にはなれませぬ。
 龍は龍らしく、虎は虎らしく己が道を征くことこそ、
 戦の秘訣でありましょう。
                     (白蔵盈太
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 先日、「義経じゃない方の源平合戦」という本を読みました。
 この本、源平合戦といえば義経ですが、源氏のは範頼という目立たない兄弟もいたのです。源氏9人兄弟のうち、頼朝は3番め、義経は末っ子の9番目(なので九郎と呼ばれる)、で範頼は6番目。
 偉大な兄と戦功にまさる義経に挟まれ、普通の人?である範頼の物語なのだが、こんなだったんだろうなぁ、と思わせる内容で面白い。
 そんな範頼がオレなんて、、、と落ち込んでいる時に優しい天野遠景からこう言われる。確かに史実を見ても、敵を討ち果たす直接の戦功は義経かもしれないが3万とも言われる大群の兵糧調達に尽力し、戦を戦にできたのは範頼のような人が総大将だったからではないか、と思う。
 まぁ人それぞれ個性や強み弱みがあって当然なので、自分のできないことをくよくよしてもしょうがない、ということですな。

 この白蔵盈太さんの作品には他にも「あの日、松の廊下で」というものもありますが、こちらはプロマネに通じるものがあって、それはそれで面白い。異色の時代小説であります。
 Amazon primeなら無料で読めますので、興味あればぜひ。

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【その他】
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◯「優れたプレーヤー=良いリーダー」 とは限らない
 組織の中で業績を最も上げている人物が、最もリーダーに向いているとは限りません。
 例えば、営業成績が抜群にいいという理由だけで昇進させて部下を持たせると、自分より能力が劣る部下をふがいなく思うのか、期待に応えてチーム全体の業績をもっと上げようと考えてしまうのか、部下に対する指導が行き過ぎて、パワハラに発展してしまったりします。
 そのような危惧のある人物を昇進させるのであれば、部下を持たない地位を与えることも一つの方法です。
 ピーター・F・ドラッカーは、『マネジメント』の中で、「機能と地位は切り離さなければならない」と書いています。
 そして機能と地位を切り離して成功している例として軍隊を挙げています。
 軍隊の少佐は地位(階級)ですが、階級を聞いただけでは、マネジャー(隊の指揮官)なのか、主に一人で活動する専門家(国防総省の研究者など)なのかは分かりません。同じように、部下を育て率いることができる人物なら課長や部長に昇進させて部下を持たせればいいし、業績は抜群にいいけれど自己中心的で協調性のない人――プレーヤーとしては優れているけれどマネジャーとしての能力が低い人物には、業績を評価して地位的には課長や部長に昇進させて報酬面では報いるけれど、部下を持たせなければいいと思いますが、課長や部長というと誤解が生まれるの
で、別名がいいですね。
 ジョブ型というのは、これに近づけようという捉え方もできます。が、現在はジョブと役職がかなり関連しており、まだまだ過渡期なんだな、と思います。人を募集する時にも、管理職が必要とか言いますが、求めている役割を果たせるのであれば管理職でなくても良いはず。システム利用権限だけの話なら、それも撤廃していかねばならないですね。

ジョブ型雇用
 ジョブ型雇用とは、職務内容を明確に定義して雇用契約を結ぶ雇用システム。
 これに本格的に移行するとなると、一人ひとりが職務内容を明確にしたジョブ・ディスクリプションの作成を行うことになる。すでに全員に義務付けている会社もある。
 ところが、自分に自信のない人は、じゃあ自分のジョブ・ディスクリプションを書きましょう、となったときに悩むことになるのだと思う。
 自分は何ができるのか?と。
 技術の会社だから、おそらく多くの人がどんな技術を持っているか、に着目すると思うが、私の価値観からすれば、なんか違和感がある。技術なんて一過性のものであり、例えば今AWSの資格を持っていたからと言って一生安泰ではない。
となれば、今AWSの技術に長けていれば2,3年間はジョブの定義もしやすいかもしれないが、その後は?と考えれば、やはり不安になるのではないか。そうなると、次の技術を常に追い求めていかねばならないわけで、それが好きな人、得意な人はいいが、苦手な人はツラい。
 であれば、自身の強みをもう一度見直してみてはどうだろう。あなたの良いところと悪いところは何?考えたことある?
 悪いところは今更治らないだろうから(笑)よりひどくならないよう、あまり出ないように押さえ気味にすればよいと思うが、良いところをどんどん活かし、伸ばしていくことを考えてみようよ。それが活用できる、活きるジョブってなんだろうとか、その長所と今の自分の果たせる役割を加算的に考えると、自分ならではのジョブが作れないだろうか。

今日の音楽
 本日自席についたときにかかっていた曲は、Basement Jaxx のアルバム Remedy からAlways Be There でした。

 

Remedy

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