楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

(週報)20240219

 いよいよ春めいてきて、河津桜も見頃?となっていますが、今週末の三連休には東京で雪が降るかも、という予報でした。皆さん体調を崩さないよう、気をつけましょう。

【今回の言葉】
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「失敗」と書いて「成長」と読む。
              (野村克也
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 先日H3ロケットの打ち上げに成功しましたが、その前の打ち上げは失敗でしたね。その時の問題点をすべて潰し、これでだめならもうやることない、くらいの準備をしたそうです。
 また、イーロン・マスクのスペースXの話が番組で取り上げられていましたが、スペースXの失敗はえげつないと思います。めっちゃ失敗します。その映像がYouTubeにたくさんアップされています。が、イーロンは人が乗ってないんだから何が問題?と気にする様子はありません。失敗を糧に、成長につなげていけばよいのだと思います。「鉄は無駄にしても、時間は無駄にしない」がモットーとのこと。鉄は無駄にしても良いのです。すなわち失敗してもよい、ということで、時間を無駄にはしないよう、失敗から学び、成長をしようということかと思います。
 昔、インテリヤクザと言われる上司から、「失敗は許さない」と言われたことがあります。まぁ、大きな失敗は許せないとか、成長しない失敗、怠惰な失敗は許せないかもしれませんが、そうでない失敗は受容できる組織でありたいものです。

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【その他】
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自己開示の返報性
 元SKE48のリーダー須田亜香里さんが、メンバーに好かれていたようだけど、なにかコツは?と聞かれての答え。
 弱みを見せる。自分のできないことをできない、と伝える。数数えるのが苦手だったので、点呼を取るのも「ムリー!やって!」といい、他のメンバにやってもらう。リーダーしかできない業務ではないのに、なぜかリーダーがやっている業務を周囲の人にふっていた。という話をされました。
 これは心理学的に言えば、自己開示ですね。ありのままの自分を見せる、ということですが、これって、自己肯定感というか、できること・できないことも含めて、そんな自分を好きでないと、なかなかなできることではないです。
 ありのままの自分を出すことで、相手がこちらを信頼し、相手も自分を自己開示していくようになる、というのが返報性
 管理職やリーダーになって来ると、できない自分を見せられない、なんて自分でハードルをあげ、自分の考える管理職・リーダーの姿を演じ、それをみせる=自己呈示をしてしまうことが多いと思います。取り繕ったリーダーを信頼できるでしょうか。。。
 自分のできないところを認識し、それをメンバーを信頼して任せる、といったリーダーでいいんじゃないかと思います。

パス・ゴール理論
 わたしが管理職に上がる時のプレゼン内容は、事業拡大の他、「ストーリー型リーダーシップ」を語りました。これは、部下に指示を出すときは、その作業の重要性や、プロジェクトの中における位置づけ、担当者に向けての期待、この作業を通してどうなってほしいかなど、作業の周辺のストーリーを語って指示する、というものを自分で勝手に命名したものでした。
 これは専門用語で言うと、パス・ゴール理論に近い、と最近気づきました。
 パス・ゴール理論は、ロバート・ハウスによって提唱されたリーダシップ論の一つです。リーダーの役割は、メンバーの目標(ゴール)への道筋(パス)を明確に示すことであるとの主張に基づいて、リーダーの役割をメンバーの目標達成を助けることとした理論です。
 具体的に言うと、達成したいゴールに向け、リーダーが部下に有効なパス(道筋)を示すときには、①集団がどのような環境的条件(直面している課題。権限体系、組織等)下にあるか、②部下の要因(能力や性格、経験等)に配慮が必要で、そうするための行動をリーダは取るべき、とい感じでしょうか。
 仕事の指示する際に、そのパスをどこまで指示するのか、というのもちょっと考えます。すべての道筋を指し示したら部下の成長にならないかな、とも思います。そこも合わせて考えてパスを示すんでしょうね。

◯今日の音楽
 本日出社し、座席についた時に流れていた曲は、Boz Scaggs の Silk Degrees からLowdownでした。やはり彼は、夜じゃないと雰囲気合わない。。。

以上です。

 

SILK DEGREES

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