楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

姑息な

 言葉って変わっていく、と言われますよね。有名なのはら抜き言葉とかですが、テレビではまだかたくなに守っています。タレントが「食べれます!」とコメントしても字幕には「食べられます!」となっていたりします。
 先日の日経では、従来の(本来の?)意味と新たに浸透している意味とを紹介していました。
 「姑息」は本来「一時しのぎ」という意味らしいですが、その意味で使っている割合は17.4%、ひきょうなという意味で使っている人は73.9%。完全に逆転しています。これをなんと思うかは人それぞれです。
 その他にも割愛する「惜しいと思うものを手放す:23.7%」「不必要なものを切り捨てる:65.3%」、「声をあららげる:12.2%」「声をあらげる:79.7%」とありました。本来の意味をみて今更えー!?と思うようなものもあります。
 本来の意味は「必要だけれど、やむを得ず省略したり捨てること」なので、「この部分は大したことないから割愛します」って誤りなわけです。愛がついているんですもんね。愛があるものを(愛着があるものを)、しかたなく割って断ち切る、と言われるとわかりやすい。そこに愛はあるんかというわけです。

 正しい日本語、と言われてももうわかりません。
 今どきの言葉では「タイパ」という言葉があるらしいですね。コスパと同じような作りで、タイムパフォーマンスだそうです。短い時間でいかに価値をだすか、ということでファスト映画とか、テレビ早送りで観るとか。その影響でヒット曲もイントロがない曲が多いそうです。
 世知辛い世の中だ。
 あ、世知辛いももともとは「抜け目がない」「けち」な人をさす言い方だったようですが、暮らしにくい、世渡りが難しいに変わってきた気がしますね。

#NowPlaying Turnpike from album Portrait of the Artist as a Young Ram by Ram Jam 

 

A Portrait of the Artist As a.

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