楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

キャリアに関する考え方

 昔は伝統的な考え方として、組織は背景のようなもので入社から昇格しながら過ごし、引退するまで、一つの会社で活躍し、キャリアとは昇進するための過程であったと言われています。そのため、核となる価値観は昇進であったり、成果も地位や給料と考える人が多かったと言われています。
 ところが昨今の変化が多く、不確実な社会に変革していると、当然その考え方も変わってきます。核となる価値観も自由や成長、成果として求めるものは心理的成功だったりします。環境の変化に合わせて、柔軟にキャリアを形成していくプロティアンキャリアと言われる考え方です。
 既に調査によると新卒社員の半数は10年以内の転職を考えているともあります。まさに終身雇用という日本型雇用が限界に来ている感じです。新卒をとっても早晩いなくなる、ということであれば、中途採用しか行わない会社が出てきてもおかしくないですし、すでに中途メインの会社も増えています。新卒には厳しい世の中が来るのかもしれません。
 こんな時思い出すのはかのダーウィンの言葉、「唯一生き残ることができるのは、変化できる者である」です。適応力が大事です。が、VUCAという予測不可能な時代では、運が良かった者が生き残るのかもしれません。
 この偶然を機会と捉え、キャリアを発達させていくという考え方もあります。