楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

コンピュータ通信の歴史

 むかーしはコンピュータが通信するって、なかったですね。
 そんな中C&C(Computers and Communications)という言葉を行ったNECの小林さんはさすが先見の明が在りました。
 先輩から聞いた話ですと、黎明期の通信速度は300BPSとか、今では信じられない遅さで、その内容もピーガーヒャラヒャラといった音声で伝えていました。先輩はその音で何が通信されているかわかったといいます。しらんけど。伝説の技術者ですね。

 私たちが高い金払ってマイPCを買えるようになった頃は14400BPSに高速化され、やはり電話回線を使ってパソコン通信というものをやっていました。もちろんパソコン通信中は電話はできません。PC-VANとかNiftyとか懐かしい。

 そこからが早かった。WWWの登場、ISDNADSL、常時接続など。上り12.5Mbpsとか、当時エグかった。今どき上りと下りで速度違う話は聞きませんよね。ADSLならではです。いまや光回線引いて、個人宅でも1GBPSで楽しんでる人も少なくない
状況になりました。1Gでも遅いか。。。
 何が言いたかったか、というと、昔の技術者はその限られた通信速度の中で求められた仕様を満たせるよう、一生懸命知恵を絞っていたわけです。フラグをやり取りするにも1バイト=8ビットを使うのではなく、1ビットを扱うといった苦労もしていました。
 ディズニーの1982年の「トロン」という映画では、人が数値化されてコンピュータの中に入り込み、他のプログラムとバトルと言うものがありますが、これプログラム作る人には結構ウケるので、機会があれば見てもらいたいです。
 いまやそんな苦労もせずに快適なプログラム開発ができるわけですが、その分違うところに苦労すべきではないかと思います。マウスの移動量が少ない、画面がわかりやすい、マニュアルなくても使えるなどなど、色んな所に工夫できるところがあると思います。そういったところにプログラマーの腕、SEのセンスが生きてくる世の中ではないか、とおじさんは思うのであります。

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