ダブルバインド
二重拘束という意味です。
「2つの矛盾した命令を他人にすることで相手の精神にストレスがかかる状態」を言います。通常は親から子供に対する接し方ででてきます。
好きなことやれっていったのに、本当に好きなことやっていると怒られ、真面目に勉強始めると好きなことやれって言ったのに!と怒られ、もうそうすると子供はなにをやって良いのか困ってしまいます。勉強しろと言われて勉強していると、食事の手伝いくらいしないのか、と怒られるとか。
同じようなことが職場でもあります。
何でも相談して、と言いながら、本当に相談すると、そんなことで相談するな、とか。
怖いのはこれが日常茶飯事になると、その上司に対してだけでなく、他の人に対しても相談できない人になってしまうことです。これは学習無力感に繋がりますね。
気をつけよう。。。
「ダブルバインド状態になっている」と思った場合は、まわりに相談するしか無いですね。他人は客観的な視点で見られるので、あたらしい視点での解決策がもらえるとか、解決してくれそうな人にリファーしたりしてくれるかもしれません。特に上司や先輩社員からのダブルバインドは自分だけの力で抜け出すのは難しいです。当人に直接言ったりすると角が立ったりします。信頼できる第三者に相談しないと、逆効果になる場合もあります。
また、ダブルバインド状態の場合「AかBか」の選択を迫られがちですが、別の選択肢がないか検討するのも効果的かも。
ラグビーでは相手を掴まずぶつかるだけのノーバインドタックルはペナルティです。