楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

(読了)GIVE & TAKE

アダム・グラント著 「GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代」

  • ISBN-10 ‏ :  4837957463
    ISBN-13 ‏ :  978-4837957461

ギバー、テイカー、マッチャー
 Giver、Taker、Matcher。聞いたことありますか?
 組織心理学者のアダム・グラント氏が提唱した、人間の思考や行動を3つのタイプに分類した言葉だそうです。
・ギバーとは、相手に惜しみなく与える人のこと
・テイカーとは、自分の利益を優先させ受け取る人のこと
・マッチャーとは、損得のバランスを考える人のこと

 学校で「ブルーマー(才能を開花させる人)」(なんて素敵な言葉)を見分けるにはどうしたら良いか、「この生徒はブルーマーだ」と期待を抱けば良い、とのこと。ピグマリオン効果だ。
 テイカーの記載は、アメリカっぽいなーと思いながらも、日本にだっているのだと思う。私はギバーでありたいと思うが、最も失敗するタイプである。が、一方最も成功するタイプでもあるという。たまにテイカーになりそうではあるが、ギバーでありたい。
 コミュニケーションのヒントなども書かれているし、人生観を考え直すきっかけにもなりそうだ。「情」よりも「理」が優先されるグローバルビジネスに関与することはないとは思うが、元々文化的に「ギバー」の素養が高そうな日本人には示唆に富んだ本であった。
 社会で最も成功しやすいタイプは「他者志向型ギバー」と言われます。他者志向型ギバーは、相手と自分の損益を同じように考えるという特性があるため、相手の信頼と利益どちらも得ることができ、社会の中で最も成功しやすいとされています。
 他者志向型ギバーになるには、意識して自分の時間を確保するようにすることが大切とのこと。キャリアコンサルタントにも、自分が自己一致していることが言われています。人の相談に乗るのに、自分がモヤモヤしてたらうまく話し聴けないもんね。

 自分を大切にできない人は、他人にも親切にできないということか。
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