楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

カーネギーの「人を動かす」

カーネギーの「人を動かす」には3原則がある、と書いてあります。
 1.相手を批判しない
  「人を非難するのはどんな馬鹿者にもできる。そして
   馬鹿者ほどそれをしたがるものだ」

 2.素直で誠実な評価を与える
  「君はできる人間だ」「君にしかできない仕事だ」と
  いう評価は相手にやりがいとモチベーションすら与え
  ることができます。
   人を評価する時、それは心から出た誠実な評価でな
  ければいけないと語っています。そのためには、やは
  り普段から人の良い面を探す習慣をつけなければなり
  ません。

 3.強い欲求を起こさせる
   相手の立場に身を置き、相手の視点から物事を考え
  ることが大切。
   どうすれば、相手が「行動したい!」という欲求の
  トリガーを引くことができるのか。。。

 特に1.の批判しない、については、コミュニケーションや1on1などの本を読んでも必ずと言っていいほど出てきます。人との関係においては本質なんでしょうね。

 以前、私の部署に来た上司は、着任してからメンバとのコミュニケーションのために、懇談会のようなものを催していました。それは良いのですが、そこで皆が趣味などを話すともう大変。
 自転車乗るのが好きなんです、という人がいると、「おれ自転車乗り嫌いなんだよね、昔こんな事があってさー・・・」
 私フルートをやって吹奏楽団に入っているんです、という人がいると「おれの知り合いにプロのフルート吹きがいて、そんなのでフルートやってるとか言ってほしくないね」とか、全否定の嵐。当然みんなから総スカンでした。
 なんでこういう発言をするのか、全くわかりませんでした。マウント取りたかったのかもしれませんが、これでは人は動かないですね。

 無意識に人を否定していたりするかもしれませんので、気をつけたいと思います。

人を動かす 改訂文庫版