問23 ストレスチェック制度に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
- ストレスチェックは、健康診断における自覚症状の調査で代えることができる。
- ストレスチェックは、労働者が10人以上いる全ての事業所で毎年一回実施することが義務付けられている。
- ストレスチェックの対象には、パートタイム労働者や派遣労働者は含まれない。本制度の主眼は、メンタルヘルス不調の第一次予防である。
正解 4
- 健康診断と同時に実施することのできるものではあるが、別物であるため、誤り。この場合において、事業者は、ストレスチェックの調査票及び健康診断の問診票を区別する等の措置が求められる。
- ストレスチェック制度の実施義務を有する事業場は、常時50人以上の労働者を使用する事業場であるため、誤り。
- 第9条に、派遣社員を含むすべての労働者とあるため、誤り。
- 労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアルによれば、労働者のメンタルヘルス不調の未然防止(一次予防)が主な目的ですとの記載がある。一次予防はメンタルヘルスを未然に防止するものである。不調を早期に発見し、適切な対応を行う二次予防、職場復帰を支援する三次予防とある。以上により正しい。