田中克成氏の著作。
よろこばせる、といっても喜ばせるではなく、悦ばせるである。
これはどう違うかというと、外発的動機か内発的動機かということであった。
「喜」は、自分以外の外側から「よろこべる何か」がやってきたときに湧いてくる感情のときに使われる。一方「悦」は「祈りによって邪気が祓われ、スッキリしたときの喜び」。「ご満悦」や「悦に入る」といった表現で使われるように自己満足で湧いてくる喜びの感情。自分の内側から湧いてくる喜びのときに使われる。
キャリアコンサルタントの勉強をしていても、外発的・内発的はよく出てくるが、外発的はどちらかといえばコントロールできない。内発はコントロールしようがある。我々が幸せになるには内発的動機が満たされるのが良いのでは、ということか。
全体通して、著者自身の苦労話がちょっと鼻につくが、全部読めば日々の考え方のヒントになるものがある。さすがに77もあれば…ということで、私のブックマークしたところをちょっとだけ紹介。
- 目標はコロコロ変えていい。
目標はストレスがかかるもの。また達成できないのもまたストレス。だけど、目標は変えたっていい。その時の状況似合わせて変えていいのよ、と思えば、ストレスは軽くなる。なんのために目標を立てるのか。それは、今この瞬間、目の前に置かれた状況で、目の前のやるべきことに集中して、一生懸命に生きるため。今を一生懸命生きていれば人生も会社もなりたい姿にきっとなれる。というジャパネットタカタの高田会長の言葉を紹介している。
Amazon Prime Readingのラインアップ作品なので、無料だからまぁいいか、、、と割り切る自分がいました。