楽観ロックのつぶやき

皆さんのおそばに一言添えたい。

遠きをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す

遠きをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す

 難しそうな言葉をタイトルにすると、アクセス数は伸びないんだろうなぁ。。。

 今どき二宮尊徳を知っている人は以前に比べ少なくなったのでしょうが、これはその二宮尊徳の言葉です。江戸時代後期の思想家と言われていますが、農村復興に尽力した方。勝海舟もあったことがあると、Wikipediaかなんかに書いてありました。
 昔はどこの小学校にも校庭に薪を背負って本を読みながら歩いている姿の銅像があったものです。二宮金次郎児童虐待銅像だ、とか訳のわからないことを言う人が出たりして減ってきた、という話を聞いたことがあります。

 この言葉を今風にいえば、遠い未来を考えている者は豊かになり、目の前のことを考えている人は貧しくなる。となるでしょうか。
 これを経営の指針としている経営者も多いと思います。短期的に言えば、春に種をまいて、秋の実りの準備をすることは当然ですが、目の前のことしか考えない人は、目の前のことばかりで、種まきせず、育てることをせず、収穫することばかりに目が行ってしまいます。当然、継続した経営として成り立たず、短期で終わってしまいます。社長の仕事は、次の社長を育てること、ということにもつながる気がします。
 この考え方は、経営者、社長だけに通じる話ではなく、我々にも通じることだと思います。後輩の育成もそうですし、案件一つ一つの取り組みについてもそう。一つのプログラム製造や設計においてもそうだと思います。
 この設計がゆくゆくどうなるかを考えながら行っておくことで、コーディングのときだけでなく、テストのときに楽になるとか、システムを使う人により良いものになり、その評価が自分に帰ってきて次の仕事につながる、成長できる、給料上がるとか(いきなり俗っぽくなってしまった)。先々を想像しながら今を過ごすのも良いですよね。
 一つ一つのことに、遠い未来(多少近くても良い)のことを考え、意思を持って取り組んで行きたいと思います。

二宮金次郎:よみがえる日本資本主義の「祖父」 | nippon.com

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