会社で読書が趣味という人に、なにを読むの?と聞くと東野圭吾というので、はじめて手を出してみました。こんなに人気なのに一つも作品を読んでなかった。
なるほど、人気と言うのもわかります。私個人的にははじめての組み立てのミステリーでした。なにがかと言うと、始めから犯人はわかっているわけです。それでいろんな伏線や事象の裏や意図がちょっとずつほぐれていき、それでも最後に衝撃の事実!みたいな。 頭の切れる人の警察の裏や体質を逆手に取ったトリックの組み立ても、もう一人の天才により気づかれてしまう。
どうもこのもう一人の天才がガリレオ?
孤独、愛、憧憬などが入り混じった感覚がなかなか考えさせられる。
読みやすいが、最後には切ない気持ちもあり、でもなにがハッピーエンドなんだろうと言われてもわからないし、こういう終わり方しかないのかな。
あと何冊かは読んでみようかね、東野圭吾。